最低賃金2019年は上昇で更新 生活費シュミレーションと人手不足の現状

最低賃金

2019年度の最低賃金が8月8日に全都道府県で出揃ったようです。
1000円を超えたエリアは東京都1.013円、神奈川県1,011円。と千円を超えた金額になるのは、この1都1県のみです。

2019年都道府県別最低賃金改定額

最低賃金
出典:朝日新聞

東京に次ぐ第二の都市大阪でさえ1,000円に届かず、964円になっており、
また九州や四国を中心に最低額は800円に届かない15県に及ぶ状況です。
全国平均が900円を超えた中で、地方と都市部には200円以上も差があり、これは地方から人材が流れてしまう一つの理由となっています。

政府は「全国平均で1000円以上をめざす」という方針で進めてはいるものの、知見者によると健康で文化的な最低限度の生活をおくるための水準としては、時給にして1500円以上が必要という説がある。
これは東京都においても5割以上の開きがあり、このギャップを言えば程遠い状況といえます。

人手不足最大の原因は賃金が安いから

人手不足の推移
出典:労働市場の未来推計2030(パーソル研究所・中央大学)

多くの業界で人手不足が言われれいて、研究の推計結果によると2020年には384万人もの人手が足らないとしています。そして実質の賃金は上昇せざるを得ない状況です。
その中でも2017年の1,835円と東京の1.013円と比べても800円も差があるため、賃金が多く支払われないような企業になると、そもそも入社動機も上がらないのが現状といえます。
そしてこのグラフからは3年で80円ほど賃金が増えているのに対し、昨年の最低賃金の平均伸び率は金額にして1円だけです。
いかに待遇の面で企業が追いついていないかを図ることができます。

時給790円で独立した生活が成り立つのか

15県に及ぶエリアは最低時給が790円です。
790円の時給の宮崎県人が一般正社員と同じように平日フルタイムで仕事をした場合、
790円×8時間×22日(月平均稼働日数)=139,040円です。
そして、ここから社会保険が引かれることになります。
(宮崎県39歳以下の場合)
報酬(給料)   139,040円
健康保険料   ー 7,064円
厚生年金保険料 ー 12,657円
雇用保険    ー  556円
ーーーーーーーーーーーーーーー
         118,763円
これ以外にも所得税や、住民税が発生することになるため、さらに可処分所得は下がります。
仮に家賃が5万円、また地方になると車必須になってくるため、毎月の維持費もかかり、そうなると貯蓄どころか生活するためのキャッシュフローが回らなくなるわけです。

このような経済的状況の中で結婚という選択肢は難しい。または子供を育てるには高いハードルがあるわけです。
企業も右肩下がりの業界であれば、なかなか業績をあげることも厳しいケースもあり、それが賃金を上げることができない負の連鎖を生み出しているわけです。
(宮崎で募集されている求人例)
宮崎求人

日本初、銀行からの直接提案型ローンサービス
「クラウドローン」
画像タイトルや代替えテキスト

ABOUTこの記事をかいた人

株式会社UPWARDS(一般社団法人Fintech協会会員)代表取締役 村田 1980年生 兵庫県神戸市出身|大手ネット銀行のリスク管理部出身|貸金業取扱主任者の資格取得者 銀行カードローンから、消費者金融のキャッシングについて、ノウハウやフィンテック系のトレンド情報から法律制度まで多彩なジャンルの情報を発信いたします。 現在、融資プラットフォーム「クラウドローン」立上げ中